2004年に設立され、HR/HMの次世代ミュージシャンを応援すべくスタートしたバンド・コンテスト、W:O:A Metal Battle。毎年世界約30ヶ国から選出された新進気鋭のバンドが集まり、ステージ上でパフォーマンスを競います。2012年度より、日本もW:O:A Metal Battleに参加できることとなりました。

 ドイツの「Gorilla Monsoon」「Drone」、ブラジル「Torture Squad」、イスラエルの「The Fading」、「Hammercult」、スペイン「Crysys」、フィンランドの「BATTLE BEAST」など、W:O:A Metal Battleを制した覇者達は今現在も世界のメタル・シーンで活躍し続けています。

 日の丸を背負い日本代表としてW:O:A Metal Battleへ挑んだのは、Hone Your Sense(2012年)、Mysterious Priestess(2013年)、HELLHOUND(2014年)、Ethereal Sin(2015年)、VIMOKSHA(2016年)、END ALL(2018年)、VANISHING(2019年)、SABLE HILLS(2022年)、PHANTOM EXCALIVER(2023年)の錚々たるバンドで、どのバンドも目覚しい活躍を続けています。

 中でも特筆すべきは、2022年のSABLE HILLS、2023年のPHANTOM EXCALIVER。2年連続国際大会優勝というW:O:A Metal Battle 史上初の快挙を成し遂げました。

 国際大会優勝者はW:O:A Metal Battleより賞金を得ますが、惜しくも優勝を逃しても世界最大級のメタル・フェス、Wacken Open Airのステージに立つことで、前出のバンドのように活動の幅が広がる可能性もあります。また、Wacken Open Airの会場へは世界中のプレス、メディア、レーベル関係者が集まります。そういった関係者と話をする機会を得ることで、日本国外へのマーケティングの可能性も広がることでしょう。

 メタルの聖地・Wacken Open Air、W:O:A Metal Battle国際大会での優勝を目指す、熱きバンドのエントリーを心よりお待ちしています!!!

■メタルバトルジャパン実行委員会

■松長 史朗|会長

 ヘヴィ・メタルCD、バンドオフィシャルグッズの輸入販売をはじめ、レーベル部門より契約バンドのアルバムリリースを行う『RED RIVET RECORDS』代表。

 ただただヘヴィ・メタルが大好きで、国内外を問わずさまざまなバンドと交流していく中で、「ショップをやらないの?」「ディストリビューターになってくれないか?」等の声を掛けられ、そんな彼らのサウンドを広く知って欲しいという気持ちから、一念発起し福岡の地にRED RIVET RECORDSを立ち上げ。2011年よりWacken Open Airの日本国内向けチケット販売、加えて2012年よりW:O:A Metal Battle Japanの企画・運営に携わり、W:O:A Metal Battle 国際大会では審査員を長年務めている。

■三島 拓也|実行委員長

 2015年より実の兄弟であるRictと共に「SABLE HILLS」を結成、ヴォーカルを担当。現在までに2枚のフルアルバムと3枚のEPをリリースしている。

 コロナ禍による度重なる延期の末に決行されたW:O:A Metal Battle 2022国際大会では、日本人バンドとして初優勝を果たし、それを機として日本でも数々の大型フェスへ出演する等その名を轟かせた。W:O:A Metal Battleフィリピンの決勝ラウンドへもSHとしてゲストバンド出演している。

 23年9月にはRictと共に海外アーティスト招聘プロダクション『Everlasting Fire』を始動させる。開催第一弾である「DARKEST HOUR」の来日公演は両日ソールドアウトとなった。

 23年より『メタルバトルジャパン実行委員会』実行委員長に就任し、本イベントをスケールアップする事に尽力している。

■眞道 悠太朗|広報

 2017年Wacken Open Airに単身で初参戦。その圧倒的なエネルギーに魅せられ、翌18年度よりW:O:A Metal Battle Japan運営に参画、国内決勝運営から現地サポートまで携わる。23年より新体制『メタルバトルジャパン実行委員会』の中心メンバーとして同イベントの運営をリード。

 メタル以外にもフェス・イベントを愛し、狛江市の人気イベントである、多摩川水辺のフェス『TAMAGAWA RIVERSIDE FESTIVAL』やお寺と珈琲と音楽『珈琲参道』等の運営にも携わっている。

■奥村 裕司

 音楽ライター。雑誌編集者を経て、'92年にフリーランスへ。Wacken Open Airには'01年からかかさず通いつめ(コロナ禍には“WACKEN:WORLD:WIDE”をオンラインにて楽しむ)、カメラマンとしても奮闘し、『YOUNG GUITAR』、『ヘドバン』などでレポート記事を毎年執筆。気が付けば20年以上が経過し、現役のプレスの中では最古参のひとりに。

 著書には『詳説 ジャーマン・メタル』(シンコーミュージック刊)があり、長年に亘る現地取材を踏まえた一大特集にてWacken Open Airの魅力を伝えている。W:O:A Metal Battle Japanでは裏方としてお手伝い中。

■田中 諭

 東京を拠点とする爆走スラッシュ・メタル『END ALL』のヴォーカル兼ベーシスト。

 2018年END ALLにてWacken Open Air出場。BARBATOSのサポートメンバー、Guevnnaメンバーとして海外ツアーを経験。

 近年は、アンダーグラウンド・メタル・シーンにおける新たな情報発信地となりつつある『渋谷メタル会』の主催メンバーとして、渋谷メタル会フェスを企画、自身の作品をリリース。

 メタル魂とロックンロール精神、そしてビールをエネルギーとしながらシーンを引っ掻きまわす。